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2024年09月03日

「沖縄おこし 人生おこし」の連載と単行本  私の人生通算292

 沖縄タイムス記者と面識を得た私は、沖縄教育にかかわる連載を提案し、2009~2010年と長期連載をする。それを集約し大幅加筆して、単行本「沖縄おこし 人生おこしの教育」を、アクアコーラル企画から2011年に出版する。沖縄の教育が、子ども・若者たちの「人生おこし」、とくに地元である沖縄の「沖縄おこし」への関与が絶望的なほど弱いことに象徴的にみられるように、沖縄の現実と将来にかかわる取り組みが弱いことへの問題提起をしたものである。
 同書の小見出しなどの一部を抜き出して、提起したことを紹介しよう。
ショック1 沖縄おこしより出稼ぎ学力!
ショック2 世界につながる沖縄教育力を誰が育てるか!
ショック3 点数任せ人生!
ショック4 点数は所得次第!
ショック5 沖縄の強みの人間関係力は危機!
テストに追われる学習から知に燃える学習へ
偏差値ランクで人間を見ることが浸透
沖縄でもレール型ストレーター型に
シマから都市化へとすすむなかでの人間関係の激変
教育熱心家族の教育力低下
沖縄振興策は沖縄おこしになったのか
追いつけ型から卒業して沖縄おこしの教育へ
発問と討論を中心にした授業
100点満点方式以外でやってみる
物語づくりとしての教育

 同書は、現場教師を中心に大きな反応が生まれ、沖縄各地で何度も学習会がもたれ、そこに私も参加した。
 とはいえ、沖縄教育を構造的に変えていくほどには至らなかった。教育を「人生おこし 沖縄おこし」に結び付ける発想は多くの人にとって「晴天のヘキレキ」で、沖縄教育現場にとってもそんな突飛な提起は、「驚き」だったようである。こうした課題の追求は、10年単位で少しずつ微妙な変化として進むものであることを、改めて思い知らされた。

「沖縄おこし 人生おこし」の連載と単行本  私の人生通算292

写真は本文にかかわりなく、夏が終わるころに巨大化するオオジョロウグモのメス



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