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2024年04月07日

リレー式物語づくり 小論ワークショップ22

前回紹介したじゃんけん列車で一つの大きな輪が出来た後、どんな活動につないでいくかは、ここまでの参加者の特性・雰囲気などによってアレンジすることになるが、ここでは一例を紹介しよう。
ワークショップは、予め決めておいた活動を、これまた決めておいた流れですすめるとは限らない。参加者特性、会場の雰囲気でアレンジするからだ。これから書くのは、一例である。とはいえ、ほとんどの場合、ワークショップ冒頭には、参加者相互の関係を築き、共同でつくっていくというワークショップの大黒柱になる入門的な活動をする。そこで、私がお勧めする活動は、共同で(リレー式に)物語(お話)を創る『お話大会』である。じゃんけん列車のように、ゲーム的にやっていくと、競争のようにやる人がでてくるので、競争になりにくいし、協力を紡ぎ出しやすい物語づくりをやるのだ。
その際、参加者数が30名以上であれば、一人一人が順々に一つの輪の流れで活動すると、順番がなかなか回ってこないし、時間がかかり過ぎる。そこで、グループに分けることが多い。グループ数、グループ人数は、どうするかは、参加者数、参加者の「ノリ具合」で、この時判断する。
リレー式物語づくりをする例で話をすすめよう。その場合、10人前後でグループを編成することが多い。そのために、大きな輪のなかの誰かに指示して番号をかける。たとえば、1.2.3.4・1・2・3・4・1・・という番号をかける。そして、「同じ番号の人で集まれ」とする。
こうすると、4つのグループができる。
そこで、「物語をグループの中で作っていきます。最初をしたい人、手を挙げてください。その人から、物語を作って、隣の人にまわしていきます。」
「今朝6時過ぎに起きました」
「起きた後、お茶を飲みました」
「その後、トイレにいきました」
「その後、ご飯を急いで食べました」
「時計を見ると、出かける時間になっていたので、慌てて車に乗りました」・・・
という具合である。最初の人は、別の物語から始めてよい。「今日の帰宅は、5時30分になってしまいました」「我が家は、国道沿いにあります」「私の好きな食べ物は沖縄そばです。次の人は?」といった具合だ。
(次回に続く) 

リレー式物語づくり 小論ワークショップ22

写真は本文にかかわりなく、車上で眠るニジとアメ



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