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2024年05月07日

(続)子ども集団変容の歴史 学級集団づくりの再構築期12

(前回5月2日記事の続き)
1970年代半ば以降
  親を含む大人によるサービス主義的組織(塾・スポ少)が、学校と併在して、子どもたちを覆う
  大人が形成する組織が子どもたちを覆うなかで、子どもたち自身がつくる集団が「地下組織」化していく 
  学級の集団的結合基盤の弱化 学級内の階層別文化の併存
  多様なつながりをつくる場としての学級 典型例は学級内クラブ
  市場・マスメディアによる文化統制と、文化の拡散 孤立化をも生む
   ハードな管理主義に加えて、点数秩序による管理主義の進行徹底化  管理主義と市場主義との併在
  それらへの異議申し立てが潜在化していく

1980年代半ば以降
   いじめゲーム型集団が広がる一方で、つながりから放り出され、孤立状態にある子どもの増加
  点数秩序・スポーツ芸術ジャンルによる階層別グループの形成の顕著化
  子ども集団が「組織」としての形をなさないことが増える。
  学区自由化へ 私立学校の拡大  
  マスメディアによる公立学校叩き・教師叩きの展開

以上述べてきた子ども集団の状況変化に対応するために、学級集団づくりを展開する教師たちのなかでの模索創造が展開していく。教師たちは、子どもならびに子ども集団の変容を認識しつつ、対応する実践アプローチや技術についてのバージョンアップを図る営みを模索していく。それについては、次回以降述べていく。

(続)子ども集団変容の歴史 学級集団づくりの再構築期12

写真は本文にかかわりなく、トレニア・コンカラー





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Posted by 浅野誠 at 17:30│Comments(0)教育子育て
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