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2024年05月30日

研究課題事例 私の沖縄(歴史)研究1

 私の沖縄研究についての連載を始める。あっちに行ったりこっちに行ったりすることになりそうで、連載回数や期間がどうなるか、予断できないことを御了解ください。
はじめに私の沖縄研究、わけても歴史研究のアプローチというか、特質というか、そんなものについて述べよう。
現在のありよう(構造・課題など)に至る歴史的展開の構図を探り、その中にみられる問題性だけでなく可能性を探り、現在の先にある未来を創造することにつなげることを研究展開の前提に置く。
以下、研究課題として取り上げるテーマ事例をあげていくが、研究スタートが教育分野の歴史であったこともあり、教育分野が多かった。しかし、ここ20年あまり、教育分野外を取り上げることが多くなってきたので、以下に示す事例も教育分野に限定されない。

事例A 沖縄の学校教育の特性を明らかにする。たとえば、「沖縄は本土に遅れている」ということが、沖縄教育をめぐる論議で、わけても教育関係者への激励・批判として多用されてきた。そのことの分析検討。
事例B 沖縄の子ども・若者は、ストレーター型生き方に強い支配を受け、吞み込まれた生き方をするものが増加し多数にのぼるにもかかわらず、その「生き方」に乗り切れないものも多く、そこから抜け出ようとするものが多い。この各々についての分析、そして両者のからみについて注目したい。
事例C 沖縄の地域(集落)では、近年人間関係が希薄になり、なかには地域(集落)維持に困難を感じるところも増えているが、それでもなお、集落を活性化するための多様な努力工夫が盛んにおこなわれている。人間関係の濃厚さ、近年盛んに使われる専門用語でいうと社会(関係)資本の強さが沖縄の特徴といわれるが、しかしその人間関係も希薄化する傾向がみられる。そうだとしても、なおつながりを深めようとする動きも根強いことの分析検討。

研究課題事例 私の沖縄(歴史)研究1

写真は本文にかかわりなく、我が家近くのイノー(礁池)の空と海



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Posted by 浅野誠 at 09:18│Comments(0)沖縄
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