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2024年05月29日

大学院の授業 沖縄県立芸術大学 愛知教育大学 私の人生通算272

沖縄県立芸術大学の教職科目でも、琉球大学と同様のゲストティーチャーの要請を受けたので、2010年代に入った頃、一回行った。音楽系と美術系の受講生100名近くだが、短時間で集団表現をする取り組みをつくってもらった。その分野は専門の世界に近いので、素晴らしい力を見せてくれた。そして、発想のユニークさ新鮮さでは、私の驚かせるものがあった。記憶に残るのは、琉球芸能専攻グループのエネルギッシュな表現だった。
2010年代半ばには、沖縄県立芸術大学から大学院博士課程授業の依頼を受けてびっくりした。私にその資格があるのかと疑問を感じ、担当教員に問い合わせた。すると、博士課程では、院生が受講希望の教員を指名すると、依頼されるとのことだ。私の「沖縄県の教育史」に関心をもった院生一人が指名したのだ。
結局、「栄誉」に感じ、受諾した。振り返って見ると、大学院の博士課程の授業担当は、中京大学体育学部での数年間の担当があるだけで、今回が2つ目だった。不思議なことに、修士課程では教育系で担当したことはあるが、博士課程では、体育系と芸術系という視野外からの依頼を受けたわけだ。そんなに、無関係ではないと思うしかなかった。
だけど、受講生一人で一対一ではつまらないと思い、知人に声をかけ数人に加わってもらい、研究会風に進んでいった。その一人は、沖縄音楽史の要になりつつあった新進の研究者であり、その頃並行して展開していた共同研究のメンバーでもあった。他には、知人の声楽家などが参加し、大変有意義な時間ができていった。近世における歌三線、近代における洋楽導入、さらには民俗音楽など、豊かな音楽芸術とともに生きてきた沖縄ならでは展開となり、そうした沖縄の生きた宝を生かしていく上で貴重な体験ともなった。

 2009年に愛知教育大学から大学院修士課程の授業「教育方法学特論」の依頼を受けた。専門分野でもあるので、すぐに受諾した。受講生とともに、教育方法学の構図を創造することを目指した。私の問題提起を受けて、チームに分かれて次のテーマについての問題提起をして討論する形をとった。
 多様な教育方法の分類をとおしての発見
 場、物的環境
 対象者による教育方法の変化・差異
 多様な授業・ワークショップ
 学校以外の場での教育方法
 異質協同での学び 生き方を創る教育

 若い人だけでなく、すでに大学で教えている人も含めて、多様な方々が受講して共同作業をして楽しく豊かな内容を築くことができたと思う。

大学院の授業 沖縄県立芸術大学 愛知教育大学 私の人生通算272

写真は本文にかかわりなく、海岸のクサトベラ 花はユニークなものらしい



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