沖縄南城・人生創造・浅野誠

１～３月は、花たちの季節はまだ早いかもしれないが、野菜はぐんぐん伸びており、収穫の盛期だ。今季は野菜不足と高値が話題になったが、1月末からようやく出荷が増え値段も落ち着いてきた。近隣の人たちからいただく野菜も増える。わが庭から差し上げる野菜もある。
わが庭では、ベランダや駐車場脇スペースに置いたプランターで、いろいろと育てている。ニラ、ネギ、ハンダマ、レタス類、ルッコラ、コリアンダーなどだ。
ニラは、２０年以上前に住んでいた愛知の庭で育てていたものを移植したものだ。繁殖しすぎて、何人もの方に苗を差し上げた。年中収穫できる。収穫しても１～２ケ月もすれば次の収穫ができる。数回収穫したら、掘り出して植え替える。２～3年に一回だ。こんな風にして３０年ほどやってきた。栄養価も高いし、手間暇かからないので、大助かりの野菜だ。
ねぎは、２０日ねぎと普通のねぎを植えている。時には、スーパーで買ってきた泥付きネギを、しばらく泥をかぶせて保存しておき、必要な時に使うこともしている。
ハンダマは、島野菜の代表的なものだが、挿し木で簡単に殖えていく。年中収穫できるが、今どきが一番伸びる。自家消費では余るので、差し上げることも多い。葉の裏が紫色になるのが個性的だ。紫ではなく緑色のままの種類もある。生野菜でも炒め物でも汁物でも使える。




ルッコラとコリアンダーは、大好きな野菜ハーブで、この時期が育てやすい。ルッコラはゴマ味で苦みが美味しい。生で食べるが、食欲を促進する。コリアンダーは別名パクチーで癖があり、苦手な人もいるが、私は大好きだ。料理の出しとしても使える。
私はトマト・キュウリ・ゴーヤなど実野菜や根菜を育てたこともあるが、ここ十年はやめている。うまく育てたと思ったら、スーパーなどで安価で出回る。素人が上手くいくときは、専門農家は当然うまくいく。ということで、料理の際に急に必要になり、新鮮なものを望みたくなる葉野菜ばかり育てている。