(続々)老に伴う「厄介」への対応作戦 医療者と仲良くなる ペットとの交流 老真最中38
その4 医療者と仲良くなり、おしゃべりをよくする。
医療者とのつきあいはなかなか難しい。5分診療のなかで、おしゃべりは難しい。それでも顔なじみになると、何かのきっかけでおしゃべりをする機会がある。それには、混んでいないクリニックがよい。
これまで一番長くおしゃべりをしたのは、近所のマッサージ師さんだ。10年間通い、1時間の施術中30分はおしゃべりをした。体のことはもちろんだが、近隣の世間話をたくさんした。施術以外のつきあいもした。最近近くにできたクリニックの医師とは、開院前から知り合いになっていた。ということを私は忘れていたが、彼がよく覚えていて、我が家を訪問したこともあるという。
仲良くなると、気分もいいが、それを超えるプラス効果があるように思う。「年の功」で、相手の医療者はほとんどの場合年下であり、こちらに丁寧に接してくれるのもありがたい。
その5 ペットとの交流を深める
ペットは老年者には癒し効果があることを聞くことが多い。だけど、自分がそういうことになろうとは想定外だった。5年前に拾ってきた猫(ニジとアメ)は、私たちに大いなる「癒し」を提供してくれる。だけど、これまた双方向関係だ。私たちも、かれらをおおいに世話している。
猫の世話をしながら、交流関係を深めている。世話・交流関係をするだけ、返ってくるものが大きい。一つだけ留意点がある。それは飼い始めたころ読んだ文章に、猫に大声を出したり叩いたりしてりつけることを絶対にしないことだ。そして、いっぱい話しかけ、スキンシップをする。おかげで、昼も夜も、私たちがいる限りくっついてくる。散歩にもしばしばついてくる。私が椅子に座ってリラックスしていると、飛び乗ってきて、抱かれる。二匹とも抱かれたくて、先着順になることが普通だが、時に二匹が乗ってきて、どちらかが譲ることもある。
猫との付き合い方が上手くなってきたためか、先日初対面の赤ちゃん猫がなついて、私の肩の上に乗って30分くらいくつろいでいたこともある。
本連載は、ここでしばしの休憩に入る。
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