付き合い・外出 交通手段とメディア利用 老真最中24
脱線が長く続いた。連載の12回目の続きに戻ろう。
知り合い・友人・親族などとの付き合いが、この時期になると、歩けない、運転できない、公共交通機関が利用しづらいなどと、制限され始める。それまでは、直接出向いて会うことができたものに制限がかかってくるのだ。
外出ということでいうと、徒歩・自動車や公共交通機関利用などがあるが、それに制限がかかり始めるのがこの時期だ。自家用車を使って、思うところに思う時間にでかけることが、免許返納などがあって難しくなる。オンデマンドバスやタクシーを含めて公共交通機関を活用するとしても、うまく使いこなすことが難しくなる。農村部では、整備不十分で活用はたやすいことではない。
要するに、「自由な外出」への制限が増えていく。
電話などのメディアを使ってのものは、制限されにくいので、活用が勧められる。でも、なかなか難しい。スマホ活用をいわれるが、実際のところ簡単ではない。上手に使いこなす女性と比べると、男性はうまくできない事例が多そうだ。近頃は、画像を伴う電話もできる。子どもや孫との会話で活用している例が増えているようだ。これらの活用には、アドバイザーが近くにいるかいないかが分かれ目だ。
ところで、「悪質」セールスマン対応やオレオレ詐欺対処などが、近年話題になっている。そうした場合、「いざ」という際に相談協力してもらえる家族ないしは近隣コミュニティとのつながりが重要になろう。さらに、災害などの「緊急時対応」の際の近隣との協力連携体制が重要になる。それは、平時での付き合いの深さをもとに作られる。
写真は本文にかかわりなく、オオゴマダラの幼虫
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