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2024年04月13日

家の追加工事   私の人生通算263

 2004年9月に完成し、生活を始めた我が家に住み慣れるに従い、大変すばらしい環境のなかであることの実感を深めていく。その間、沢山の訪問者があり、ここでの生活を共に味わっていただいた。庭畑の整備も進んでいく。建物も、急崖での建築のため、しばらくは「心配」したが、風速56mの台風襲来、大雨にもビクともせずに安心できることを確かめた。その暮らしは、前回書いたとおりだ。
 一番気がかりだった財政問題もクリアし、手元に少しばかり残金が残った。また、退職による収入減と年金受給までの低収入期間を乗り切れるかどうかの心配も、非常勤講師などによる収入で対応できそうな感触をつかめるまでに至った。
 そのなかで、未着手の建築工事をなんとかする計画が進行し始める。2007~9年ごろに、三つの工事をした。その後は、ボイラーやアンテナなどの家電修理、そして、下水管修理などを含めて、日常点検をいくつも行っていたが、大きな修理は2021年までしなかった。その話は、別にしよう。
 ここでは、三つの「追加工事」ともいえるものについて書こう。その一つは、一階ベランダにウッドデッキを作ったことである。6畳以上の広さがある床面はコンクリート打ちっぱなしだし、庭との段差が80㎝ほどあって、使い勝手がよくなかった。そこで、ベランダから庭に直接下りる階段を作り、床面にウッドデッキを貼る工事をする。通常の板だと、腐食が速いので、セランカンバツという腐食しにくく硬い木材を使用して作ってもらう。
 その結果、美しい屋外の談話場のようなところが出来た。客人も含めて、色々な集まりを開くことができて大喜びであった。
 二つ目は、一階の空きスペースにシャワールームを作ったことである。客人が多い時には、2階の浴室だけでは間に合わない。とくに海水浴の後に不足となる。そこで、シャワールームを作る。
 もう一つは、エレベーター設置だ。建物は最初からエレベーター設置が可能なように作られていた。建築士は、予想される私たちの高齢化に対応して建物全体をユニバーサル・デザインにしたが、その一環である。しかし、私たちは当初の財政計画では費用を捻出できなかった。しばらくして、いろいろと工夫して費用を捻出して設置に踏み切った。エレベーターは本体を取り付ければそれでよいというわけでなく、建築基準法で、建物本体とエレベーター区画との防災区切りをはっきりさせることが指示されており、そこにかかる工事費用が、エレベーター代に匹敵するものとなった。
 こうして、ともかくも設置工事ができた。しばらくして車椅子の方の訪問があり、使用可能を確認できた。当初は利用が一日に一回あるかないかだったが、私たちが70代に入る頃からは、利用頻度も高くなっていく。

家の追加工事   私の人生通算263

写真は本文にかかわりなく、ランタナ(七変化)



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