ティ-トリー(スノウインサマー)の花 ほか2種のメラレウカ 庭の植物19

浅野誠

2025年05月06日 10:03



 私のティ-トリーとの出会いは、30年余り以前、エッセンシャルオイルとのつながりだ。虫刺され対処もそうだが、匂いが好物なのだ。ということで、ここに移住してきた20年余り前に、店で苗を見つけた際に、喜んで植える。しかし、そのころは、インターネットでも育て方が見つからない。そのうち、湿気を好むという情報を得たので、適所に移植すると、ぐんぐん伸び始め、5~6メートルの高さになる。そのうちに台風の強風で根元から折れる。だが、すぐに再生する。もう一回風で折れる体験をする。
 ティートリーは、メラレウカの仲間で、その代表的なものがこのスノウインサマーだ。最近は、苗店でいくつかの種類がほぼ常時売られている。20年前は、めったに目にしなかったが。
 風で折れた枝葉を煮だして、入浴剤にする。とっても良い香りが、浴槽だけでなく、浴室を越えて建物全体に広がる。10年ほど前から4,5月の暖かい日に、白い花を大量に咲かせるようになった。離れた道路を通行する人にも気づかれるほどたくさん咲く。「夏に咲く雪」のイメージがぴったりしているためか、スノウインサマーという名だ。メディカルティ-トリーとも呼ばれる。残念なことに開花期間は長くない。この類は県内に数本以上あると思うが、わが庭以外で開花を見たことはない。



 メラレウカは、他に4種植えて、2種が順調に伸びている。そのうちの一本は、ウェブで調べて、マウンテンファイアという名前であることがわかる。枝先の葉が赤くなる特質が目立つ。それが、今年の4月の中旬から下旬にかけて開花した。地味目だが、次年度以降の一層大量の開花を期待している。
 5月に入って、新しいメラレウカの仲間の一種が開花した。紫色の小さな花だ。これについては、まだ調べがついていない。




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