てぃーだブログ › 沖縄南城・人生創造・浅野誠 › 生き方人生 › 加藤彰彦(野本三吉)先生最終講義

2014年02月27日

加藤彰彦(野本三吉)先生最終講義

加藤彰彦(野本三吉)先生最終講義

 25日夜、沖縄大学で開かれた。学長任期が残されてはいるが、身体事情で3月末で退任されることになった。
 タイトルは、『生活(暮らし)の思想』~野本三吉という生き方~
 そして、もう一つのポイントは、「生きること、それが僕の仕事」

 お話を聞きながら、私自身と対比させながら、いろいろな思いがめぐった。
 まずは、大変純粋純真で、いろいろな人の話を聞き取り受け止め、自分が感じ考えたことで良いこと必要なことと思われたら、可能なことはすぐに行動に移す人だということを強く感じる。いろいろと迷い逡巡が激しい私とは対照的だ。だから、およそ10年ごとに生きるテーマと場所を変えてこられた。
 もう一つは、精神的にも肉体的にも、大変強い人ということだ。すごく精力的で、それを支える体力をお持ちな方だ。今回も、体力的なことがありながら、1時間半お話になり、その後の交流会でも、立ったまま沢山の方とお話なされていた。ドヤ街で働かれた時も、そこに住んで、人々とつながりを広げられている。病名をたくさんもち、すぐ病気になる私とは対照的だ。
 だからといって、「いばっている」とか「権力的権威的」とは対照的なところがすごい。

 そんな彼の周りには、いつもたくさんの人が集まり、強い刺激を受けられる。沖縄に住まわれてすぐから沖縄で重要な役割を果たしてこられたこともそれを示している。それは、加藤さんが行動力があるというだけでなく、いつも新鮮だからでもある。
 東京の下町で生まれ育ち、家父長的な世界が弱く、庶民的な形での自由な生き方をされてきた。数年務めた小学校教師をやめたのも、成績評価がいたたまれなかったためという話だ。
 農村のしがらみの中で生まれ育ち、そこから抜け出すような「重く歪んだ」生き方を積み重ねてきた私とは対照的なものを強く感じる。その点で、加藤さんに羨望を感じないわけではないが、ずいぶん異なる成育歴生育条件なので、異なって当然だろう。

 それだけ異なりながらも、何度か意気投合することがあり、仕事をご一緒させていただいたこともある。大学のこと、沖縄の子ども・教育などでは、もっとご一緒できればよかったとは思う。私側の事情で、それらはほんの少しだけの共同作業にとどまった。
 今後も継続して活躍なさると確信している。



同じカテゴリー(生き方人生)の記事

Posted by 浅野誠 at 19:16│Comments(0)生き方人生
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。